陳凱歌《趙氏孤兒》3月から撮影

陳凱歌(チェン・カイコー)が数年準備している中国十大古典悲劇の1つ《趙氏孤兒》を題材にした映画は今年撮影を始める。韓国の女優ソン・ヘギョと大陸の俳優、葛優(グウ・ヨウ)と王學圻(ワン・シュエイン)が出演する。


ソン・ヘギョは現在中国大陸で王家衛(ウォン・カーワイ)監督の映画《一代宗師》を撮影中だ。《趙氏孤兒》では葛優演じる医師との恋を演じる。
葛優は映画《覇王別姫》後、再び陳凱歌と映画を撮る。また王學圻は陳凱歌の前作《梅蘭芳》の十三燕役が出色で、今回も起用となった。
映画は08年からすでに2年も構想が練られており、春秋戦国時代の晋城が舞台で、08年末からは浙江にセットを建設しており、3月初めの撮影開始前には完成する予定だ。by 2010.2.3「蘋果日報

「趙氏孤兒」は紀君祥の作とされる元時代の戯曲。春秋時代に一家を皆殺しにされた孤児が復讐をする物語で、後のヨーロッパに伝えられ翻案された作品がヴォルテールの「中国の孤児」である。