《一代宗師》ティーザーがベルリンでお目見え

梁朝偉@一代宗師。王家衛(ウォン・カーワイ)初めての功夫映画《一代宗師》は現在、ベルリン映画祭のフィルムマーケットで10分間のティーザーが上映され、数日間に20か国以上への配給権が売り出される。このティーザーは、すでにポスターでになっている梁朝偉トニー・レオン)の雨中のシーン以外に、梁朝偉章子怡チャン・ツィイー)手合わせのシーンもある。すでにこれを鑑賞した人によると、創り出された雰囲気とパワーが最も惹かれるところだと話した。
映画《一代宗師》は現在、広州で撮影中。現場ではいくつかのセットがまだ建てられており、映画はクランクアップしていないが、すでにベルリン映画祭ではティーザーが流れている。監督の王家衛は、10分のティーザーを編集し、各配給会社に見せている。
監督は、役や物語については一環して秘密主義をとっており、特に選んだ配給会社に見せる以外、その他のバイヤーも鑑賞には予約の必要があり、記者はまったく見ることができない。すでにティーザーを見たという人は、映画は同類の作品とは異なっており、アクション以外に王家衛は構図や雰囲気作りに多いに腐心していると話した。また「ストーリーは、満州国で起こる。つまり中国東北地方。同時に日本軍が登場してくるので、明らかに抗日時期についての話になる」と語った。
さらにティーザーの中で最も魅力的な部分は、2つの武打(戦いの)シーン。「一つは梁朝偉が雨の中で数人の強敵と戦うシーン。このシーンは雰囲気があり、梁朝偉の力の表現が良く撮れている。もう1つは梁朝偉章子怡のシーンと台詞。このシーンは構図がまさに王家衛スタイル。この異なる2シーンとも王家衛はうまくこなしている」と話した。
反応がよいため、ティーザー上映後には、ヨーロッパ、アジアの20の地域の配給権を売る予定だ。また北米の上映権については、このところ発展目覚ましOracleが上映権を手にしている。2011.2.18「蘋果日報

策士、またの名を商売人・王家衛。さすが商売がお上手ですね。