杜琪峰《毒戰》天津でクランクイン

《毒戰》クランクイン。杜琪峰(ジョニー・トー)監督、韋家輝(ワイ・ガーファイ)脚本の犯罪映画《毒戰》は、準備中から注目を集めている。25日この映画は、天津でひっそりとクランクインし、杜琪峰、韋家輝、俳優の古天樂(ルイス・クー)、孫紅雷(スン・ホンレイ)、黄奕(ホアン・イー/クリスタル・ホアン)、高雲翔(ガオ・ユンシャン)らが姿を見せた。多くの制作者や出演者が現場にいたが、みな一様にストーリーや役柄については口を閉ざしマスコミにも答えず、まるで杜蒞峰が箝口令を敷いているかのようだった。古天樂は杜蒞峰映画のおなじみで、大陸のスター孫紅雷との共演は2度目。今回2人はどんな火花を散らすのだろうか。またこの映画は、香港の監督・杜蒞峰が大陸へ進出して初めて撮る犯罪映画で、全編大陸でロケされる。
《毒戰》は、準備も一貫して地味にすすめられており、ストーリーや主演俳優などの情報も秘密にされてきた。しかしクランクイン式では、まず撮影に加わる古天樂、孫紅雷、黄奕、高雲翔、王思雅、尹鋳勝らスターが顔を見せた。この日、孫紅雷は白いジャージのパンツで《男人幇》の時と同じスタイル、さらに厚手のマフラーをしていた。古天樂は黒いダウンを着ていた。
ネットの情報による《毒戰》のストーリーは、自動車事故を発端とし、麻薬組織を追う警部が事故の当事者こそが長年指名手配されている麻薬組織の首謀者であることを知り、善悪が対峙するというもの。これについて韋家輝は「いったい何がいいたいのかは、最後にならないと分からない」といっているが、杜蒞峰はさらに神秘的に「上映されれば分かるだろう」と話している。また大陸制作の犯罪ドラマを見たことがあるかと問うと、彼は見たことはある、よい作品もあると話したが、《毒戰》がそれらを参考にしたかについては語らなかった。
制作者たちは口が堅いが、別の情報によると、《毒戰》では孫紅雷と古天樂の本来のイメージは崩されており、悪者に見える孫紅雷は劇中警官を演じ、古天樂は長年指名手配されている麻薬組織の首謀者を演じるという。(略)2011.12.27「成都晩報」

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