香港の星(香港之星)

宝田明、尤敏、団令子、草笛光子、王引、林冲、小泉博、藤木悠田崎潤加東大介山村聰久慈あさみ沢村貞子 千葉泰樹:監督 
1962年 東宝キャセイ・オーガニゼーション


東南商事の駐在員・長谷川(宝田明)は、友人の勤めるソニー香港支店へ帰国の挨拶に行った。そこで壊れたラジオの修理を頼みにきた王星璉(尤敏)にソニーの社員と間違われてしまった。星璉の父は低所得者が多く住む地区で診療所を開いており、星璉は日本女子医科大に留学し、父の知人である杉本の家に下宿していた。杉本の家にはファッションデザイナイーの卵の加那子という娘がおり、加那子が推薦して星璉はモデルのアルバイトを始めた。ある時、加那子と星璉は揃って北海道スキーに行き、再び長谷川に出会った。東京に戻った星璉は学業を忘れ長谷川とのデートに明け暮れていた。そんな時、星璉の父が病に倒れた・・・


香港、東京、シンガポールを舞台に繰り広げられるメロドラマ。父は石硤尾の診療所で診察しており到底診察代を取れそうにないのに、娘は日本の医大に留学し、さらには着せ替え人形のごとく様々なお洋服を着て出てくるのは、なんだかつじつまが合わないのだが、そこは不問に付しておこう。
初見は2005年香港電影資料館。
2014.12.23@東京国立近代美術館フィルムセンター(映画監督 千葉泰樹
■□14年に見た映画一覧□■