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李心潔(アンジェリカ・リー)、劉若英(レネ・リュウ)、張艾嘉(シルビア・チャン)、梁家輝(レオン・カーファイ)、任賢齊リッチー・レン)、黄秋生(アンソニー・ウォン) 張艾嘉:監督


20 代、30代、40代の3人の女性の恋と悩みをコメディタッチで描いた小品。20代の李心潔は歌手になりたくて、マレーシアから台北にやってくる。同じく香港からやってきた少女と安ホテルで同居。30代の劉若英はスッチーで、若いスタジオ録音技師と妻帯者の医者の2人の間で揺れている。40代の張艾嘉は、花屋を経営、夫と子供となに不自由ないとおもっていたある日、夫が不倫そして子供まで作っていたことが分かって、離婚してしまった。


李心潔パートでは少女の揺れる思い、劉若英パートでは、2人の男の間で揺れ、怒り(自分への怒りでもある)にもがいて、本当の愛を見つけようとする姿。張艾嘉パートが一番コメディ要素が多くて、40代の張艾嘉が離婚後、若いテニス教師(任賢齊)とアバンチュールを楽しんでみたり(これがもう可笑しいのなんの)、小学校の同級生(梁家輝)にちょっと心ときめいてみたりと、可笑しくてあなかなしって感じの女性を思う存分演じてる。
また、プロデューサー役の黄秋生の広東語訛のかなり怪しい北京語とか、梁家輝の中年が若いスッチーに恋する姿とか、任賢齊の体力いっぱい精力いっぱいとか、脇役がいいスパイスになっていて、軽くしゃれたコメディになっている。@旺角百老匯


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