玉観音(デスパレード・愛されていた記憶)

趙薇(ビッキー・チャオ)、謝霆鋒(ニコラス・ツェ) 許鞍華(アン・ホイ):監督


黙々と目立たぬように過ごしている趙薇に、男が言い寄る。趙薇は拒絶する。男はあきらめない。ところが男の彼女が私立探偵を使って、男の素行を調べていた。趙薇には子供がいた。怒りに震える男だったが、夫はすでに亡くなっているという趙薇。子供は病気になっていた。子供の病院代を工面した男は、賄賂を送ったとして、逮捕されてしまう。そして出所してみれば、趙薇は手紙を残し子供を連れて、居なくなっていた。手紙には趙薇と2人の男、子供を巡る物語がつづられていた。


海岩という人の小説が原作。まず基本的に趙薇の顔は子供っぽいと思うんだな。かなり重めなストーリーにどうも合わないような気がして、それが物語に入り込めない理由の一つだった(これは好みの問題だから、しょうがない)。謝霆鋒は珍しく悪役なんだけど、こちらはまだまだ悪役に成りきれてないような気がして。岸西(アイヴィー・ホー)の脚本破綻したところはないし、特に文句を付けるところはないんだけど、なんか乗れないんだよね。役者の問題なのか? 2作とも楽しいストーリーではないので、続けて見るのはいささか辛かった。


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