絶世好賓

劉青雲ラウ・チンワン)、梁詠琪(ジジ・リョン) 阮世生(ジェームス・ユエン):監督


おなじみ「絶世」シリーズ。すっかり劉青雲のシリーズとして定着か。今回は監督に阮世生。警官をやめて、株を転がしてみたり、マンションを転がしてみたり、ボディーガードをしてみたり。どれもうまくいかない男(劉青雲)が、ふとしたきっかけで、大金持ちのお嬢様(梁詠琪)のボディーガード謙運転手になった。しかし条件はフィリピン人に扮すること。そしてこのお金持ちには、ある思惑があったのだ。お金使いがあらく、わがまま放題に育った娘に、お金を稼ぐ苦労を知って欲しい、そして自分の企業を引き継げるだけの人間になってもらいたいと。お金もちは、秘策を考え、自分は重病になり、資産を差し押さえられたとして、娘を一文無にして、街へ放りだした。フィリピン人の運転手と住む家を深水[ 土歩]に確保して・・。


劉青雲がフィリピン人に扮するのが可笑しくて、広東語もあやしいフィリピンなまりで、会場は笑う笑う。しかし顔濃い劉青雲、派手な服がよく似合うんだこれが。フィリピンの古天樂だって(爆)。ストーリーははなから分かりきっているけど、笑わせて、ホロリとさせる。阮世生は、下品にならずに、悪ふざけも適当なコメディを作るのがお得意。ただ、とっても面白いかというと、まあ普通かな。因みに「賓」はフィリピンの事。@AMC又一城


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