徐克、王家衛を揶揄

徐克、撮っても終わらない《2046》と王家衛を暗に揶揄

徐克が準備に3年、巨額な製作費をかけた60話の長編テレビドラマ《七剣下天山》は、昨日ウルムチで盛大な記者会見を開いた。現在テレビドラマ《小魚兒與花無缺》を撮影中の王晶もわざわざ駆けつけた。一行は昨日、すぐに新疆天山の麓で撮影を開始。主演女優の蔡少芬、大陸の李小冉は侠客の衣装で登場した。主役の趙文卓は暫くしてから合流する。記者会見の席上、徐克は《黄飛鴻》を撮った当時、評判は大変良かったが、いま見直してみると、気に入らない部分も多いといい、「機会があればもう1度撮りたいと思う。王家衛は幸せ者だ、《2046》は何回も取り直しが出来るんだから」と暗に王家衛を揶揄して話した。
また現在の武侠映画については、「多くの武侠映画が技術ばかりを追求して、芸術をおざなりにし、さらに生活感さえも無くなっている。このような作品は観客を感動させることは出来ない」と率直に不満を述べた。記者が張藝謀の作品について言っているのかと問うと、否定して「そうじゃない。張藝謀を批判する気は無い。彼の作品は1作1作と進歩していると思っている」と話した。by 2004.8.9「太陽報」

揶揄ってほどじゃないかもしれないけど、いい加減あきらめってものが必要なんじゃないですかね、王家衛さんって感じかな。今の武侠映画、そりゃ、ご不満でしょう。私も不満です(笑)。武侠映画に生活感ってのが、ちょっとひっかかるが、綺麗綺麗な張監督作品には、たしかに実感ってものが欠けているとはいえるか。そこまではっきり言う徐克のお手並みを早く拝見したいものです。