劉徳華《大隻佬》で国際的な評価を期待

香港映画界において劉徳華は重要な位置を占めている。出演した映画は100以上、数多くの賞にもノミネートされている。加えて最近になり《大隻佬》と《無間道II》が「第49回アジア太平洋映画祭」で上映されることになった。さらに《大隻佬》は「第77回アカデミー賞外国語作品」部門にエントリーすることになり、劉徳華のオスカーエントリーは3年連続(注:3回目の間違いかも)。
香港電影製片家協会は昨日記者会見を開き、《大隻佬》のオスカー参加と、《大隻佬》《旺角黒夜》《無間道II》の3作品のアジア太平洋映画祭への参加を発表し、3作品の出演者、劉徳華呉彦祖方中信、監督の劉偉強、杜琪峰らが出席した。
これで3年連続のオスカー参加となる劉徳華は、ことのほか喜び、国際的に評価されるといいと話した。
また、2作品が同時に参加することになったアジア太平洋映画祭について劉徳華は、かつて出席したことはないが、できるなら今回は出席したい。しかし映画祭の期間が、ちょうど大陸でのコンサートツアーとぶつかっているため参加は出来きず残念、来年機会があれば参加したいと話した。2作品のうちどちらが自信があるかという問いには「もちろん《大隻佬》だ。張栢芝も同じだろう。この映画でアクション賞がもらえるとうれしい。観客はどうしたわけか仏教について語る場面ばかりを記憶していて、アクション部分を忘れてしまっているが、実はこのアクションはとても独創的だ」と語った。(中略)
《旺角黒夜》でアジア太平洋映画祭に参加する呉彦祖は、できるかぎり出席したいといい「もちろん自分の作品がいいと思っている。たとえ(自分の作品が)オスカーに参加できなくて、がっかりしているとしても、劉徳華が行くのは、僕もうれしい」と話した。By 2004.8.18「東方日報」

オスカーへの参加香港映画は、01年《全職殺手》、03年《無間道》、04年《大隻佬》の模様。今年は大陸からは《十面埋伏》になるらしいので、劉徳華作品は2つ同時に参加。ちなみに香港代表を選んだのは、香港電影製片家協会の11人の人々。その中には向華強(中国星)、方逸華(邵氏というべきかTVBというべきか)なども。
アジア太平洋映画祭サイトは、現時点では更新されてないようす。インタビューが載らない(聞かれてないのかも・汗)方さんは、《旺角黒夜》でゲストの可能性はどうなんでしょうか? といってゲストと言われても私は福岡へは行けませんが。ちなみに日程は9月21日(火)から25日(土)。→ http://www.apff49-jp.net/
写真:《旺角黒夜》プレミア@旺角百老匯戲院前。ちっちゃいからわかりにくいけど、腕が丸太です。

「成報」によると中国星は、アジア太平洋映画祭には《大隻佬》と《旺角黒夜》の主演女優・張栢芝を行かせるようです。