周潤發新作は?

周潤發の手元に4作品

あるアメリカの報道は周潤發(チョウ・ユンファ)が付け鼻をしてアメリカの大統領リンカーンを演じると伝えた。潤發が「10本あっても1本もこれはと思うものがない」とはいうものの、何本かの映画が彼の返事を待っている。周潤發がOKさえすれば、いつでも撮り始められるのだ。
發仔のマネージャー張家振は本紙記者に対して次のように語った。いま發仔の返事を待っている映画は、名前の決まっていない西洋映画1本を含めて、文芸映画《Sophie and the Rising Sun》*1、スリラーで《Red Eye》*2、中国語の映画で《上海王》*3 で、現時点では、どれを撮影するのかは決まっていない。
・《華工血涙史》は撮らない
呉宇森ジョン・ウー)は、来年の終わりに《赤壁之戦》を撮り始めるが、三国志には沢山の人物が登場するため、脚本には多くの神経を使っている。張家振は、現在脚本はまだ出来ていないため、どんなキャラクターなのか分からないし、出演者につてもさらに不明だと話す。呉宇森は、先月北京を訪れた際インタビューを受け、李連杰ジェット・リー)、周潤發、陳道明(チン・ダオミン)、姜文(チアン・ウエン)が出てくれるといいと話したが、これは決定しているわけではない。
また周潤發と呉宇森が手を携えて撮るといわれている《華工血涙史》について張家振は、まずこのタイトルは正確ではないという。「《華工血涙史》は胡金銓(キン・フー)が生前に用い、十数年をかけ準備してきたアクション映画だ。私と呉宇森が製作するのは、同じ背景を持った別の歴史映画で、英語名を《The Divide》という」と彼は話す。すでに2つの脚本が書かれているが(その中にはクリストファー・マッカリー*4のものも含まれている)、呉宇森と張家振は満足出来ず、未だ書き直し中である。
張家振は「この映画は壮大なもの。製作費も相当なものになる。先月すでに製作会社の者を中国に視察に行かせている。出来れば映画の全てを中国大陸で撮りたいと思っている。この脚本は周潤發の為に作っているもので、この映画が中国人の誇りを描き出せればいいと考えている。したがって、私と呉宇森はこの計画を投げ出す事は決してない」と話した。by 2004.10.8「東方日報」

さて次々と周潤發報道が出てきますが、マネージャーへのインタビュー(ホントなら)が一番信用出来るといえるのか? こっちは撮り始めなくちゃ信用できないけど(笑)。ところで胡金銓の《華工血涙史》は、アメリカで撮影することになっていたように思うけど、呉宇森版は大陸で撮影?? すると時代背景だけが、同じということで、まったく別のストーリーなのか? それとも経費を考えて、大陸で撮るのか? 《赤壁之戦》と《The Divide(華工血涙史)》のどちらか1作になりそうに思うのは私だけか(笑)。

*1: Augusta Trobaugh著の同名の小説の映画化。相手はダイアン・レイン。周潤發はダイアン・レインと恋に落ちる日本人庭師の役。時代背景は1940年代から第二次世界大戦ごろ

*2:これ

*3:ここに記事あり

*4:ユージュアル・サスペクツ》でアカデミー賞脚本賞受賞