陳可辛(ピーター・チャン)

陳可辛(右)と司会
先だってココでちょっと書いた(id:hkcl:20040920#p2)、陳可辛(ピーター・チャン)が電影資料館に自社の映画を寄付したのを記念しての座談会が今日開かれた。これが面白かった。陳可辛ってかなりな話し好き。
アプローズピクチャーズが目差したモノ、そしてどうやってそれを実現してきたかに始まり、いま香港映画が抱える問題、そして活路はどこに見いだしていくのかというところまで、忌憚のない話しが続いた。
なかでも印象に残ったのは、「アプローズピクチャーズが手がけた映画で最も成功した《見鬼》は、何故成功したのか分からない」という話しや、「その《見鬼》が稼いだお金で撮った《金鶏》は、映画祭ではどこでも大変評価が高いかったが、1カ所たりとも売れなかった」という話しなど、いろいろ。
大変に聞き取りやすく、電影中心のサロンとは大違い(笑)。これぐらい分かりやすく話してくれれば、95%は聞き取れるのにな〜。