香港のフィリピン

昨日、《2046》のTシャツというものをある場所に取りに行った。それを貰う事になるまでの経緯は長い話しなので省略(笑)。住所(ビルの名)と店の番号だけが電話で伝えられてきた。
住所は中環・環球大厦。そのビルはいままで一度も足を踏み入れた事のないビル。入り口からなにやらフィリピーナが多い。なんでかな〜などと考えながら、エスカレーターを登ると、ビルの中は、天上が低くあまり明るくなく、小さな店が何軒も詰まっている。目差す2楼のエスカレーター脇の店などフィリピーナが群がって、VCDだかCDだかを選んでいる。何なのこれは?? そしてフロア全体を見渡せば、小さな店の全てがフィリピン仕様だった。洋服も、化粧品も、雑誌も、CDも、雑貨も、新聞も、食品も、旅行社も、店頭の文字も、売り子の呼び声も。
ひや〜。中環のど真ん中、ランドマークの斜め前にこんな場所があったなんて。そりゃ、当然といえば当然。日曜日になれば、中環周辺は、フィリピン人の「アマ」さんで占領されている状況を考えれば、彼女たち専用の店があって当然。日曜日にはきっと身動きできないぐらいの混雑なのではと思う。
日本のガイドブックには、たぶん紹介されることのないこのビル。意外に穴場的面白さがあるかも。特にフィリピンの音楽や映画などが好きな人には、有る意味たまらない場所であることは間違いない。
最後に、Tシャツ受け取りに指定されたのは、もちろんフィリピン人御用達の店ではなく、なぜかこのビルに出店(というよりほとんどブースって感じ)を持つ「星島日報」であった。