杜琪峰（ジョニー・トー）監督、任達華（サイモン・ヤム）、梁家輝（レオン・カーファイ）、邵美琪（マギー・シュウ）主演の江湖映画《黒社会》は、昨日郊外の湖でロケをした。《黒社会》は、ヤクザ組織の内部抗争を描くもので、組織に属する任達華は、力ずくでヤクザの親分にのし上がっていこうとする。任達華は兄弟分の梁家輝と水辺で釣りをしているところ、石で梁家輝の後頭部を強打して撲殺しようとする。（後略）by 2004.11.4「東方日報」
これが《選老坐》と言われていた作品だろうか？ 古天樂は出ないのか？（id:hkcl:20041016#p2）
邵美琪は杜琪峰のお気に入り。杜琪峰映画の女性というのは、映画の中でもいつも影が薄く薄幸そうだ。邵美琪しかり、黄卓玲（ルビー・ウォン）しかり、李若[丹彡]（カルメン・リー）しかり、蒙嘉慧（ヨーヨー・モン）しかり。それに扱いも非情。《暗花》（ロゲンスト・ナイト）の邵美琪なんて車で引きずられ散々。《真心英雄》（ヒーロー・ネバー・ダイ）に到っては女性2人は悲惨そのもの。蒙嘉慧は顔中火傷、梁藝齢（フィオナ・リヨン）は劉青雲（ラウ・チンワン）を香港へ連れ帰り、ナイトクラブであれだけ苦労して劉青雲を引きずったにもかかわらず、あっけなく撃たれて終わる。《鎗火》の黄卓玲は出番は少なく、顔もはっきり映らないし、これまた男の為に撃たれて終わり。男の事は女に理解出来ない、いやかえって邪魔といわんばかりの仕打ち。何故にこうも扱いが悪いのか是非聞いてみたい。
さらに杜琪峰は色っぽい女優が嫌お好みではないらしい。売れる為に作った映画でも梁詠琪（ジジ・リョン）にしても、張栢芝（セシリア・チョン）にしても、陳慧琳（ケリー・チャン）にしても、鄭秀文（サミー・チェン）にしても、映画の中ではあまり色気を感じない。これは余談だが、梁詠琪と邵美琪の顔は実はそっくり（笑）。梁詠琪が老けたら邵美琪。ってことは鄭伊健と杜琪峰の好みは一緒ってこと（爆）。
