侯孝賢、新作《最好的時光》

舒淇(シュウ・ケイ)は侯孝賢ホウ・シャオシェン)監督の新作《最好的時光》で1人三役を演じる。白塗りで眼の回りを黒くし、さらに眉毛も剃らなければならない。しかし昨日舒淇は、映画の恰好をすると、幽霊みたいに思われるからと笑って記者に話した。
舒淇と監督侯孝賢は、昨日台北で新作《最好的時光》の撮影開始式を行った。ルーズルックに身を包んだ舒淇は、これも映画の中の衣装のひとつだと話した。彼女は映画の中では、台湾の有名なクリエイター歐陽靖に扮する。侯孝賢監督は舒淇の衣装を特別、歐陽靖にデザインさせた。歐陽靖は昨日、幽霊のような化粧で現れ記者を驚かした。
・1人3役
舒淇は《最好的時光》で1人3役を演じる。日本占領時代の台湾の芸妓、卓球選手、クリエイター歐陽靖だ。昨日舒淇は歐陽靖と同じように眼の回りを黒くして、白塗りで現れるはずで、いずれは眉も剃らなければならない。しかし昨日はクランクイン記者会見で、舒淇は記者が驚かないように、このルーズルックで現れたのだった。
舒淇はどうやったら3役をうまく演じられるのかと考えると頭が痛いと言う。侯孝賢と《千禧曼名波》を撮影したときには、舒淇は監督を愛らしくも憎らしくも思ったという。「侯監督は撮影の時には、いつも画面を見ては頭を掻き、眉間にしわを寄せている。それですっかり自分の演技は駄目なんだと思って、プレッシャーが大きくて大変だった。あとになって梁朝偉トニー・レオン)が、『現場では侯監督のことは気にしないでやればいい』と言ってくれて、初めてほっとしたんです」と話した。

なんかまた変わったものを撮る様子。生まれ変わりモノか?? 怪しく退屈そうだ。