劉嘉玲、初出勤

劉嘉玲(カリーナ・ラウ)は、先だってショッピングチャンネル(TV Mart)のCEOに就任した。この24時間のテレビ番組は有線テレビの25チャンネルで放送される。劉嘉玲はこの仕事を楽しみにしているようだ。
・3時間の滞在
昨日午前11時半、劉嘉玲は車で葵涌の柏徳中心に出勤した。昨日が初出勤だったため、多くのマスコミが彼女を追いかけることになった。劉嘉玲が柏徳中心に着くと、テレビ局は8人の社員を出して、彼女の車をガードし、記者乗った車が追いかけてくるのを遮った。
劉嘉玲は3時間半ほどしてテレビ局から出てきた。彼女は記者がテレビ局の前にいるのは知っていたが、車を停め降りてくることはなく、そそくさとその場を離れた。劉嘉玲は今後毎日出勤して、仕事に励むことになるだろう。by 2004.11.23「蘋果日報

意外にむいてたりして、新しい道がひらけるかも。
梁朝偉も劉嘉玲は運が良くないと言ったことがあるようだが、彼女は女優としての仕事には、あまり恵まれているように思えない。彼女の出演映画を全部見ているわけではないけれど(さらに古い映画は見ていたとしても内容をすっかり忘れている・笑)、代表作らしきものとして思い浮かぶのは《阿飛正傳(欲望の翼)》《金枝玉葉(君さえいれば)》《無間道2》ぐらい。しかしどれも主役かというとそうではない。
映画では、女性の場合は特に、若い子がもてはやされ、一定以上の歳になると、主役は難しくなる。さらに今の劉嘉玲ぐらい知名度がある人を使うのも難しいだろう。彼女が髪振り乱して化粧もせずにとか、大きな子持ちの役だとか、おばさんくさい役なんて絶対に受けないだろう(いい脚本があればやると言うかもしれないが、そういい脚本はない)。そうなるとさらに出番は限られ、ゲスト的にちょっといい役を演じる程度になってしまう。
さらにこれには香港映画の主題の問題もある。女性が添え物ではなく明らかに主役の映画はそう多くないし、さらに中年の女性が主役の映画はほとんどないと言っていい。そしてもしあっても主流にはなり得ない。香港映画はことごとく男性が主役なのだ。そんな状況の中で女優を続けて行くことは、かなり困難なはず。張曼玉のよう誰もが外へ出ていけるわけではない。これは劉嘉玲に限らず、今はまだ若い女優たちにもいずれはやってくる問題だ。
やっぱり女優の理想の引き際は、昔もいまも金持ちとの結婚なのか(気に入らないな・笑)。