それぞれの考え

「JET」vol.28

(略)成龍ジャッキー・チェン)やいくつかの映画会社の社長がデモをし、政府の協力を得て映画産業を回復させようと考えていると伝えられている。しかし呉思遠(ン・シーユン)はデモには反対で、まず映画人が自分を顧みることだと述べた。任達華(サイモン・ヤム)は、デモは解決にはならないと考えている。彼も、違法ダウンロードの事は知っているが、実際にはそれ以外に原因があると思っている。昨年、映画産業は回復の兆しを見せたが、映画人はその機会を大切にせず、機会を掴もうともせず、よい映画を撮ろうと努力しなかった。市場にはいまだ乱造製品が多い。こういった状況の下では、映画会社は自然と出資に圧力がかかる。加えて俳優のギャラの高騰、映画はどうやったら復活出来るというのか?と任達華は言う。
任達華は、スタッフや俳優のギャラ値下げには賛成で、共に苦労を分け合おうと言う。また彼は収入が減ることはかまわず、よい映画を作ることが必要だともいう。例えば杜[王其]峰(ジョニー・トー)の映画なら、すすんでキャラを下げる。それが半分でも三分の一でもいいと言う。結局は映画は誰かが撮るわけだし、必要なのは映画を見る人が未来を把握することだけだと言う。(略)by 2004.11.29「大公報」

(略)ある報道では旧正月後は、香港映画の上映が決まっていないという。劉徳華アンディ・ラウ)は「僕が知っているのは《七剣》や《頭文字D》《韓(漢)城攻略》が撮影中だということだ。ただいまは本当に小さなバジェットのものを撮る人がいない」劉徳華は「もし来年本当に誰も撮らないのなら、僕が自分で撮る。(また社長をやるのはいやじゃないの?)誰かと共同じゃなけりゃいいだろ」。by 2004.11.29「東方日報」

こういう時だから、インディペンデントでも、古い映画でも、DVD上映でもなんでも映画と名の名の付くものはどんどん公開しちゃいましょう。普段は見られないものをどんどん見せてしまいしょう。倉庫の底に眠っている映画をお日様の元に。そいういう機会があってもいいのでは?
この話題についてはid:hkcl:20041127、id:hkcl:20041128も参照の事。