7つの映画会社が香港映画を救う

香港映画は近年、海賊版や不法ダウンロード問題に悩まされており、前途は暗たんたるものだ。香港映画の興行収入は激減、出資者は出資額を次ぎ次ぎと減らしている。香港の7大映画会社は映画産業を救うべく、昨日中環のリッツカールトンホテルで、会議を開き、解決方法を検討した。
香港の映画産業はこのところ縮小傾向にある。「電影興行緊急應片小組(映画興行緊急対応小委員会)」はの代表・張同祖(チョン・トンチョー)と施南生は、昨日映画会社7社の社長や代表者と救済策について会議を開いた。集まったのは中国星(チャイナスター)の向華強(チャールズ・ヒョン)夫妻、嘉禾(ゴールデンハーベスト)の鄒文懐(レイモンド・チョウ)、寰亞(メディアアジア)の林建岳、寰宇(ユニバース)の林小明(ラム・シウメン)、星皓(フィルモコ)の王海峰(アレキサンダー・ウォン)、英皇(エンペラー)の利亞博、美亞(メイア)の唐慶枝ら。
海賊版の権利侵害を制止する
張同祖は今月のうちに資料を揃え、、映画製作会社、配給および映画製作関係者らと香港政府で会議を開き、版権問題や水貨(並行輸入品)の条例などについて政府が注意をはらってくれるようにしたいと考えている。施南生は映画会社もこの小委員会に参加するのは当然。なぜなら海賊版や版権侵害問題の最大の被害者は映画会社だからと言う。彼女は「版権侵害は業界の利害に大いに関係する。早い解決が必要だ」と話した。
・嘉禾は香港映画をよくしていく
嘉禾電影公司の鄒文懐は、現在海賊版や不法ダウンロード問題は深刻だ。政府は法案を作りこのような不法行為を撃退しなくてはならないと言う。鄒文懐は「いまどこでも映画を見ている。香港映画は危機に直面している。しかしみんなが団結すれば救済出来る。また同時に政府にはできる限り協力してもらいたい」と話した。寰亞が来年8作品を撮影すると言われている件について、鄒文懐はそれそれの会社でやり方が違う。嘉禾は香港映画をよくすることに専念すると話した。また寰宇の林夫人は「緊急小委員会は全ての映画会社を集め委員会に加入させ、さらに代表を立て政府と話し合いをするればいいと考えているが、まだ誰か決まっていない」と話す。
英皇電影の利亞博は、小委員会は各映画会社の意見を聞きいて、政府はそれを反映させて欲しいと言う。

会議はもういい。誰に聞いたって、海賊版やダウンロードは悪いというに決まっているんだから。by 2004.12.2「蘋果日報