神経侠侶

方中信+容祖兒@神経侠侶陳奕迅(イーソン・チャン)、容祖兒(ジョーイ・ヨン)、呉鎮宇(ン・ジャンユー)、雪菲、張萌、呉日言(ヤン・ン)、田蕊妮(クリスタル・ティン)、恵英紅(クララ・ウエイ)、原島大地、林雪(ラム・シュ)、李燦森サム・リー)、李子雄(レイ・チーホン)、錢嘉樂(チン・カーロッ)、方中信(アレックス・フォン)、方平(ヘンリー・フォン) 
阮世生(ジェームス・ユエン):監督


警察の仕事に熱を失った陳奕迅が、新人警官の容祖兒や、女子高生との出会い、強姦殺人犯の出現で、自らのやる気を取り戻していくまで、妻の奔走から立ち直れない呉鎮宇が、新たな恋で自分を取り戻すまでの2つの話を軸に描く新しい人情ドラマ。
灣仔の警察に新人の女性警官(容祖兒)が配属されてきた。やる気満々の容祖兒のパートナーは、警官生活がそろそろマンネリ化してきた陳奕迅。一方、借金を抱え、妻に逃げられてからというもの、おかしくなっている成哥(呉鎮宇)は、上の階にマッサージ店を開いた菲菲(張萌)が気になる。平凡な毎日には、映画のような劇的なことは起こらないはずなのだが・・・。


ちょっと笑って、ちょっとしんみりさせての人情モノだが、そこにひねり技あり。陳奕迅のやる気なさげの演技も容祖兒の元気印も、違和感なくはまっているのだが、出色はやはり呉鎮宇。こういう役は、呉鎮宇しか出来ない。さらにゲスト出演が多いが、その誰もがぴったりの役で現れる。方中信は交通課の警官役で2度ほど登場。
特に目を引く物語ではないし、それほど大仰でもなく、なんでもない小品だが、何ごともおざなりにせず、丁寧に作っているというのが分かる。見ていて気持ちがいい。2005.1.15@旺角百老匯
旺角百老匯、本来ココは3スクリーンだったのだが、最近になり2つ増やしてスクリーンが5つになっている。どこに増やしたかというと、上に。《神経侠侶》は4でかかっていて、初めて上の階に上がった。最後は階段で上がって、最上階に4、5があるのだが、どちらもとても小さく、席数は72席しかない。新宿ピカデリー4よりはいいが。中は出来立てで綺麗だが、音響がよくないのではと思う。だからか値段も安く、45ドルか。他所で見直しかも(笑)。見直した結果はid:hkcl:20050122#p2に。


《神経侠侶》のロケ地は→ココに。


■□05年に見た映画の一覧□■