劉徳華、再び映画制作を

劉徳華アンディ・ラウ)は、自身の天幕(Team Work)の共同出資者であった麥兆棠と意見の食い違いから裁判になった。昨年、会社は映藝ホールディング(Focus Group)になり、新たな出発をしたいところだ。14日、設立12年の天幕が裁判になったことは辛いことだったと語った。しかし彼の映画に対する情熱は少しも損なわれることはなく、今年、再挑戦する。6000万香港ドルの投資で4本もしくはそれ以上の映画を製作する。
日本の浅野忠信、曾志偉(エリック・ツァン)、瑪莉亞(マリア)主演の映画《Invisible Waves》は、タイ、マカオ、香港で撮影する。14日、彼らは山頂(ピーク)で記者会見を開いた。出資者の1人・劉徳華は、社長の立場で出席した。劉徳華は、この映画は映藝ホールディング(Focus Group)の第1弾で、今回は曾志偉のAnytimeとヨーロッパの配給会社Fortissimo Film*1の出資で、この合作でアジアが一体化できるといいと話した。(略)
劉徳華は、かつて映画に投資し1000万を越える赤字を出している。今は脚本がよいかどうかを見てから出資するとかと問うと、「僕は変わってないよ。《愛君如夢》や《全職殺手(フルタイム・キラー)》は黒字だよ。それにインディ映画も数本撮ったし、製作は有る程度危険だと分かっている。すでに計算済みだよ。今年は6000万の投資だから、自分のギャラを400万値上げして、僕と同クラスの俳優のギャラに充てるんだ」と話した。
浅野忠信は劇中、殺し屋を演じるが、何故いつも映画の中では殺し屋なのか分からないと言う。劉徳華について聞いたところ、彼は「今回、初めて劉徳華に会いまいsた。以前日本で彼のニュースを見たことがありましたし、映画も見ています。印象では、信頼出来る社長という感じです。彼と共演出来きたらいいと思います」と話した。by 2005.3.15「明報」

この話が前のギャラ値上げ話しとリンクするようです。id:hkcl:20050224#p1。監督の名前や他の出演者が書いていないので、後で調べてみよう。
↑調べた結果。その他出演者に《オールド・ボーイ》のカン・ヘジョン、監督は、タイのベンエーグ・ラッタナルアーン、浅野忠信とは《Last Life In The Universe(地球で最後のふたり)》ですでに組んでいる。撮影はクリストファー・ドイル。というわけで、記事中の「アジアが一体化」って言葉が納得できるわけで、まったく香港の新聞はなんか抜けてるんだから。

*1:《2046》《江湖》などを配給しているようだ。