「劉徳華について」

電影節の一環で、今日は「劉徳華アンディ・ラウ)について」の座談会が開かれた。うっかりしていて、会場の香港科学館に着いた時には、すでに始まってから40分以上たっていたが、なんとかのこりを聞く。すでにQ&Aになっていた。座談会の講演者は香港電影評論学会の張偉雄、馮若芷ほか。
興味深かったのは、「劉徳華はいま非常に単純だ。この方向(の映画や役)が流行なら、じゃあその方向だ。こっちの方向だといえば、こっちの方向だというように、まったくこだわりがない」それはすごいのだけど、「これらに過度に適応しようとしていたら、どうなるのかとても心配だ」という言葉だ。大陸映画への出演や、最近のインディ映画への出資なども含めて、つねに流行を我がモノにしようとしているのだろう。何時までも流行を追いかけ続けていくことは大変だ。