《黒社会》について

黒社会》についての記事は後で訳すとして、カンヌ映画祭公式ページ内の《黒社会》の特集ページはココ。そしてこのページ内に問題の配られた パンフレット=プレスキットがリンクされてます(pdfファイル)。これを見るとプレスキットは中とじの34頁ほどのもののようだ。拡大しても文字などつぶれてしまって見えないが、id:hkcl:20050514#p1とid:hkcl:20050515#p1で問題になっているのは、黒社会の構成図と手のサインのことだろう。そのうちどっかの週刊誌がきれいなスキャンでも載せてくれるのではと期待してみよう(笑)。公式サイトには、その他にインタビューの動画なども収録されてますので、ゆっくりどうぞ。

杜琪峰(ジョニー・トー)監督、梁家輝(レオン・カーファイ)、任達華(サイモン・ヤム)、古天樂(ルイス・クー)、林家棟(ラム・ガートン)主演の映画《黒社会》は、カンヌ映画祭コンペティション参加の唯一の香港映画。一昨日、カンヌでプレミアが行われた。杜琪峰が引き連れたスタッフや俳優たちはみな黒の礼服で、レッドカーペットを踏んだ。任達華の妻・琦琦は、スポンサーのオメガが用意した100万香港ドル以上のダイヤの装飾品をつけていたが、夫に花を持たせるため、ひと足先に会場入り、一緒には入場しなかった。
・目を閉じて見ず
90分の《黒社会》カンヌ上映版は、大きな反響を呼んだ。暴力的なシーンが特に観客にショックを与えた。劇中、ヤクザのボスを演じる任達華と梁家輝が海辺で釣りをしている場面では、2人は笑談していたかと思うと、訳もなく突然、任達華の表情が変わり、近くの石を手にして梁家輝の頭を何度も殴りつけた。カメラは任達華が梁家輝を殴りつけるのを映し続けていた。血は四方に飛び散り、外国人女性の中には、我慢できず瞼を閉じる人や、「もういいわ」と言う人もいた。
しかし上映が終わると、場内のゲストは立ち上がって拍手喝采を送り、それは10分近くになった。会場の杜琪峰は立ち上がり、手をふり笑顔でそれに答えた。現地のマスコミは杜琪峰が「監督賞」を取る機会もあるとした。また、劇中の任達華と梁家輝は、ともに出色、記者は任達華に男優賞受賞の自信を問うと「観客の反応がこんなに良くて、もうそれだけで嬉しい。そんな遠くのことは考えていない。カンヌの赤絨毯を踏めたことで、自分は大スターになったようだ」と話した。 琦琦は夫の映画を見て「夫のあんなに残忍な顔は見たことがない。映画はリアルだったので、びっくりしてしまった」という。また梁家輝は「カンヌには何回か来ているが、毎回同じように光栄に思っている。今回は自分が主演の《黒社会》が参加でき、さらに嬉しい」と語った。(略)by 2005.5.16「蘋果日報

反応はよさそうだが、東洋のヤクザ映画がどこまで受けるのか謎ではある。カンヌは参加すれば、それだけ様々な国のバイヤーの目に触れるので、それが大事。