周杰倫《頭文字D》のために広東語を

周杰倫ジェイ・チョウ)、陳冠希エジソン・チャン)、余文樂ショーン・ユー)主演の《頭文字D》は、先日、香港で試写会を開き、多くの大陸マスコミの称賛を受けた。特に主演の周杰倫の演技はマスコミの注目するところとなった。周杰倫は、劇中自分自身を取り戻し、演技は自然だった。芽が出たばかりの幼い演技と父役の黄秋生の間には強烈な対比があるが、可愛いらしい笑顔はこの欠点を隠してくれる。
いつものクールな様子から、映画の中では情熱的で可愛さを表現しているだけでなく、周杰倫は自ら《頭文字D》の広東語版吹き替えもした。映画会社は、周杰倫はわざわざ香港へやってきて、広東語を勉強し、一言一言吹き替え、誠意を見せたという。さらに周杰倫は主題歌《飄移》を歌っている。
また《頭文字D》は、多くの刺激的な走りの部分があるため、映画会社は、上映時に「心臓の悪い人はみないように」という注意を出し、アクシデントがないようにと考えている。by 2005.6.5「東方日報」

前半部分、とても不思議な文章だと思う。香港で試写会を開いたのに、見たのは大陸のマスコミだということか? 大陸で試写したら、次の日には海賊版が出ているだろうから、真っ当な手段だとは思うが(苦笑)。
この周杰倫への誉めっぷりが怖い。ファンの人には申し訳ないが、なんせ好きになれない顔と髪型なので、それをアップで見せられると思うと、演技よりなにより・・・。他の部分がそれを補ってくれるといいのだが。ちなみに、予告編では鈴木杏の台詞は広東語に吹き替えられていた。