灣仔は楽しい

「就係灣仔」マップ昨日書いたように、いま「書展」が開催されているが、その会場で可愛いイラストマップが配られている。マップには「就係灣仔」(It's Wan Chai)とタイトルがついており、灣仔の特徴的な建物がイラストマップで書かれ、灣仔の簡単な歴史と灣仔の魅力を紹介している。
中環と銅鑼灣に挟まれて、今ひとつ影の薄い灣仔だが、ここが実はなかなか面白い場所なのだ。特にトラムの通る荘士敦道から山側に向かって、地元民の生活のにおいのする通りや、古い建物もちらほら残っていて、歩いていても楽しい。ところがこの一番楽しい場所、荘士敦道と皇后大道東に挟まれた一帯は、政府の政策で建て替えが準備されており、部分的にすでに取り壊しが始まっている。いまの姿もいずれは消えてなくなる運命だという。灣仔には、女人街や廟街のように屋台もある(ただし夜は仕舞ってしまう)、おもちゃ屋がまとまって数件並んでいたり、輸出用の安い洋服屋があったり、美味しい凍[女乃]茶を飲ませる茶餐廳があったりする。このあたりの店の野菜や肉、魚も新鮮だと言われている。
少し前からつらつらとこの辺りを歩いていたので、イラストに書かれている特徴的な建物はすでにほとんど見ていた(このblogにも時々写真をあげていた)が、もう1度歩いてよく眺めてみようと思う。ついでに灣仔が舞台の映画《神経侠侶》も見直してみよう。