《以和為貴》撮影中

杜琪峰(ジョニー・トー)は監督したヤクザ映画《黒社会》が現在上映中だが、監督と俳優たちはすでに続編《以和為貴》の撮影に入っている。古天樂(ルイス・クー)林家棟(ラム・ガートン)、林雪(ラム・シュッ)、張兆輝(チョン・シウファイ)らは昨日、大角嘴でロケし、夕方には、さらに林雪が棺桶の中に入る場面を撮影した。
ロケ隊は昨日朝10時には大角嘴の葬祭場近くに集まり、古天樂と張兆輝が斬り付けられる場面を撮影。2人が車で逃走している時には、刀を持って斬り付ける役を演じていた武術指導係が、道路で転び怪我をした。車を運転していた古天樂と張兆輝はすぐに折り返してきて、車を降り、大丈夫かと尋ねた。
ロケ隊は、昼食後に再び撮影を始めた。古天樂と張兆輝が林家棟と棺桶を巡って生きるか死ぬかの戦いをする。林家棟は、顔を血だらけにして、街頭で古天樂を追い掛け斬り付ける。
古天樂は最後には棺桶を奪い取り、巡回してきた警察官の前に押し出すという場面だったが、何回もNGを出し、古天樂は息がきれていた。その間、監督の杜琪峰は、撮影の進み具合を心配して、エキストラをしかっていた。
古天樂と林家棟が生死をかけて奪い合っていた棺桶には、実は家棟が誘拐してきた人物と林雪が入っている。本来定員1名の棺桶に2人が入っているのだから、きゅうきゅう。撮影中、監督は大声で林雪にもっとぴったり入るように要求した。約10分後、NGが数回出てようやく撮り終わった。しかしお腹の出た林雪は、棺桶から這い出る時には汗びっしょりになっていた。by 2005.10.7「蘋果日報

杜琪峰、好きだね(撮影しやすいだけだとは思うけど)、大角嘴(笑)。そういえば、《黒社会》では古天樂は2シーンしかないと言われていたが、もっとあった。この次は彼が主役かと分かるもって行き方。一番フォーカスがかかるのは、たぶん任達華の子供だと思うけどね。