唐李禮、自らのポストプロダクション会社を持つ

12月10日、香港の著名な監督・唐李禮(スタンリー・トン)は、珠海で自らの映画特殊効果製作会社を作ったと発表した。中国人監督が初めて、自らの特殊効果制作ポストプロダクション会社を持つことになった。
唐李禮は、多くの映画特殊効果制作者を養成したいと話し、自らの次回作《花木蘭》の特殊効果もここで行うという。「《神話》は興行成績上は成功し、今年最も人が入った中国産の映画だが、自分自身では、特殊効果上は、残念だと思うところが多かった。《花木蘭》はさらに多くのアクション場面がある。俳優たちが出来ない事を、自分の特殊効果制作会社でできるようになればいい」と話した。(略)
《花木蘭》は来年、中国、カザフスタン、カナダで撮影する。映画は「南北朝時代を背景にし、人物は《木蘭辞》中の人物像に最も近く、物語には愛もあり、馬を使った激しいアクション場面がある」と話した。しかし男女主役については、来年の1月になったら発表するという。by 2005.12.11「ent.sina.com.cn」

《花木蘭》は02年夏ごろ、楊紫瓊(ミッシェル・ヨー)が鮑徳熹(ピーター・パウ)で考え、さらに唐李禮も別口で考えていたという作品。楊紫瓊の方は、周潤發(チョウ・ユンファ)と共演などという話しもあったが、当時私生活上もパートナーで《天脈傳奇》を一緒に作った鍾再思とは分かれてしまったのと、その後のSARS発生などで、立ち消えになっていた。唐李禮は、この映画を諦めていなかったようだ。