楊千嬅から薜凱琪へ

楊千嬅(ミリアム・ヨン)は《新紮師妹》シリーズでコメディエンヌの地位を獲得。しかし第3集までは続かなかった。《新紮師妹3》は、薜凱琪(フォオナ・シッ)が楊千嬅から受け継ぐことになった。監督の馬偉豪(ジョー・マー)は、薜凱琪は新しい時代のコメディエンヌになれると信じているという。
馬偉豪は《新紮師妹》1と2を撮影しており、劇中「方麗娟」を演じた楊千嬅はちょっと抜けていて愛すべきキャラクターで、コメディエンヌの地位を獲得した。楊千嬅と馬偉豪の関係はよく、今回第3集の撮影にあたり、突然新人の薜凱琪に代わったことは、理解しにくいことだ。
・演技の素質あり
馬偉豪は、「映画会社はいろいろなキャラクターをつくり出したいと思っており、ひとまず方麗娟には休んでもらう。4集では2人の新紮師妹で撮るかもしれないという。(どうして薜凱琪を3の主役に?)彼女の演技の資質があり、いろいろなことができると思うし、神経質な印象があるので、この役にぴったりだった」と話した。
・潮州なまりに苦労
薜凱琪は先日秘密裏に《新紮師妹3》のプロモーションフィルムを撮影している。その中で「范樹娃」を演じる薜凱琪は、潮州なまりの広東語を話し、泥棒に入って逮捕された魯芬とお笑い版《黒社会》を演じる。撮影前、薜凱琪は潮州なまりを練習し、「新紮師妹」(さんちゃしーむい)を「生髪焼味」(さんふぁしうめい)と発音して、撮影前から大笑い。撮影時には魯芬を見て、大いに緊張していた。なぜなら子供のころ見た映画に、魯芬が凶悪な役で出ていたからだ。《新紮師妹3》のその他のキャラクターは《新紮師妹》のオリジナルメンバーで、許紹雄(ホイ・シュウホン)、森美(サミー)、黄浩然(レイモンド・ウォン)などが出演、映画は3月に撮影開始、夏休み上映を予定している。by 2006.1.26「東方日報」

薜凱琪×馬偉豪は、《摯愛(雨音にきみを想う)》につづいて2作目。