《英雄本色》のゆくへ

昨日、映画《犀照》の慰労会があったようだ。その席で、やはり《英雄本色(男たちの挽歌)》が韓国でリメイクされる件について、馮徳倫スティーヴン・フォン)が聞かれている。

新作の興行成績がよいのは大変に嬉しいといい、現在彼が準備している《英雄本色》を下敷きにした新作は、寰亞と合作し7月から撮影を始めるという。資金と出演者について問うと、「それなりで、安くは無い。(陳冠希エジソン・チャン)と周杰倫ジェイ・チョウ)が出る?)マスコミが予測しているだけで、まだ決っていないし、林建岳と話しをしなければならない。(監督にプレッシャーは?)毎回プレッシャーはある。(韓国でも《英雄本色》をリメイクすると言われているが)それについてはまったく知らない。以前の映画版権はめちゃくちゃだった。1年前、すでに龍剛(ロン・ゴン)監督の《英雄本色》のすべての地域についての版権を買った。いま僕は寰亞と合作して、ただ撮影に専念するだけだ。他のことはすべて寰亞にまかせてある」by 2006.2.4「星島日報」

こんな事も言っている。

1年前にすでに1969年の《英雄本色》のすべての版権を買っている。だから来月香港電影資料館での上映も当然僕から借りて上映するんだ。by 2006.3.4「明報」

一番最初にこのリメイク話しが「蘋果日報」に載ったのは、2005年5月27日(id:hkcl:20050528#p1)で1年たっていない、ということは、この時にはすでに呉宇森ジョン・ウー)版は諦めてたんだろうか? 龍剛版に決ったと報道されたのは、6か月以上たった12月になってからだ(id:hkcl:20051202#p1)が、かなり早くから龍剛版というのは決っていたのかもしれない。
それと、ちょっと驚いたのは、この文章からすると、龍剛版の版権は馮徳倫が個人で持っているってことになる(個人というか、彼の個人会社かな)。映画製作会社が購入するわけではなく、監督である馮徳倫個人が購入しちゃうのか・・・。
さらに。

《英雄本色》は香港テイストの映画だ。僕は香港の俳で撮るよ。だけど男っぽい俳優でね。by 2006.3.4「東方日報」

好Man(男っぽい)な香港俳優って誰だ?