天生一對(私の胸の思い出)

《天生一對》楊千嬅(ミリアム・ヨン)、任賢齊リッチー・レン)、谷祖琳(ジョー・コック)、側田(ジャスティン)、林家棟(ラム・ガートン)、邵美[王其](マギー・シュウ)、張兆輝(チョン・シウファイ)、許紹雄(ホイ・シウホン) 
羅永昌(ロウ・ウィンチョン):監督


やり手広告ウーマンの阿冰(楊千嬅)は、友人とレストランで食事中、ちょっとよさげな男(任賢齊)を発見、バーへ飲みにいけば、そこにもくだんの男・V仔(任賢齊)が。
意気投合した2人はその日のうちにベットイン・・・。しかし冰の胸をまさぐるV仔の態度がおかしい。冰はV仔を変態よばわり、家から追い出した。追い出されながらV仔は、医者に行けという。
診察に行った冰は、乳癌と診断される。心配するV仔は医者だったのだが、実は自分もあの日以来、下半身がいうことを聞かなくなっていた。
気の強い冰が、怪し気な中医に騙されそうになったり、会社でもライバルに蹴落とされて、自暴自棄になって自殺しようとしてみたり。おせっかいなV仔の力を借りて、現実逃避から病気と向き合えるようになるまでを描いてゆく、変化球ラブコメ


破たんなくそれなりによく作ってあると思う。笑わせて、しんみりもさせて、ちょっと説教もする。個人的には、病気をラブコメ(と言えるのかどうか分からないが)のネタにするのが好きになれないのですけどね。
杜琪峰(ジョニー・トー)がプロデューサーなので、林家棟、邵美琪、張兆輝などトー組が出演。映画初出演の側田は、これはミリアム側からの人選でしょうか(笑)。本人まんまな役。歌手としてみれば別にいいのだが、スクリーンではあまりアップにしないほうがいいと思うが(笑)。
2006.3.4@旺角百老匯


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