鬼眼刑警

《鬼眼刑警》眼が恐い方中信(アレックス・フォン)、元華(ユン・ワー)、谷祖琳(ジョー・クー)、張慈文(ピンキー・チョン)、森美(サミー)、梁敏儀(ウイニー・リョン)、洪天明ティーミー・ハン)、羅蘭(ロー・ラン)、王天林(ウォン・ティンラム) 
Clarence Fok(霍耀良/クラレンス・フォード):監督


殺された身代金強盗犯が恨み骨髄、幽霊となって復讐に来るのを迎え撃つ刑事たち。


方中信がかっこよくない弱虫刑事役。「鬼眼」というぐらいで、お化けが見えるのだがなんせ弱虫。「鬼眼」は遺伝で、各代排七の人(一族の中で、自分と兄弟姉妹、いとこなどを含め、生まれた順に数えて七番目ということ)に受け継がれて行くという設定なので、名前は七星。プロデューサーの王晶バリー・ウォン/ウォン・ジン)的には、ホントは方さんで少し笑いを取りたいところだろが、全面的に任せてしまうには無理があるので、お笑い担当は一部を森美に。この2人が、残念ながら"難兄難弟"になり得ていないのが難点。ここがもっと噛み合ったら面白かったのに。途中、方さんが鼻歌歌いながら階段を駆け上がり踊る(ステップ踏む)という世にも珍しいシーンに、一応会場は笑っていたが・・・。二枚目俳優には一応、恋愛も用意されており、お相手は谷祖琳。可愛すぎる恋愛(笑)。
王晶なので、お色気も少し入り。主な担当は梁敏儀。さらに王晶なのでパクりあり。王天林は[登β]伯よろしく、幽霊にお茶を出す。幽霊の社会も黒社会と同じとか。各出演者のファンなら楽しめる作品(哀)。監督は霍耀良だが、何故か英語表記のみ。
前から気になっているのだが、「鬼」(=幽霊)は、どうして顔が白塗りで眼のふちが赤いのだろうか?
2006.5.20@新寶戲院


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