カンヌの成果

カンヌにおける各映画会社および作品について。

  • 銀河映像:《黒社会以和為貴》を買い付けに来た業者は、ドイツ、イギリス、カナダ、オーストラリア、スペイン、イスラエル、ブラジル、東欧など。フランスのARPは《黒社会》上下をまとめ買い、7月に続けてに上映することに。
  • 英皇電影:成龍(ジャキー・チェン)《寶貝計画》韓国、イタリア、ドイツ、中東と東欧などの買い付け業者が来た。
  • 寰亞電影:《夜宴》以外に、いくつかの映画が売れた。また劉偉強(アンドリュー・ラウ)の新作《傷城》の反応がよく、中国大陸、日本、フランス、ギリシャルーマニアなどの買い付け業者がやってきた。また、日本、ルーマニアなどは、杜琪峰(ジョニー・トー)の《放・逐》にも興味を示した。
  • 東方電影:《龍虎門》は日本のGaga Communications、ドイツ、スペイン、ブラジル、中東などの配給会社の注意をひいた(先日、日本が買ったという報道あり)。
  • 驕陽電影:主力の3作品《犀照》《跟縦》《墨攻》はタイの大手配給、製作会社Sahamongkol Filmsと売買成立。ブラジルの映像会社は《犀照》《跟縦》の2作を購入。
  • 美亞娯楽:アメリカのインディペンデント映画製作会社The Weinstein Companyは、杜琪峰(ジョニー・トー)の《PTU》を含む、新作、旧作併せて6作品を購入。タイの会社が40本のアクション映画と功夫映画を一気に購入、主にビデオ発売する。
  • 洲立影片発行(配給会社):角川との提携関係により、角川映画の東南アジアでの配給権販売も担当。《小さき勇者たち〜ガメラ〜》をタイの映画会社J-bicsに、《ケロロ軍曹》をタイのRoseに、韓国との合作映画《着信アリ Final》をシンガポールのEncoreに、それぞれ配給権を販売した。by 2006.5.29「香港貿易発展局」

今年は、ブラジル、東欧、ロシア、ルーマニアなどからの買い付け業者の数が増加。海外の買い付け業者は香港のアクション映画や功夫映画、ホラーなどを好む傾向があるが、彭浩翔のブラックユーモア映画はフランスの買い付け業者に評判がよかったようだ。