百変楚原

左から何思頴、登徒出席:何思頴(サム・ホー)、登徒(トーマス・シン)


先週から始まった「仍然秘密的花園−楚原的玫瑰・蝴蝶・紅葉(下集大結局)」関連座談会。
今回は国語片、古装片が中心。前回の座談会(id:hkcl:20060204#p2)でも話がでたように、楚原は古龍武侠小説を撮るまえから、古龍的だったという。
楚原は、古龍の作品は撮りたくなかったらしいが、広東語映画が衰退してしまって、しばらく映画を撮れなかったため、しかたなく撮ったそうだ。成績はどれもよかったが、興行成績とは関係なく、一貫してこれらの作品には不満を持っていたという。お金のため仕方が無いと思っていたようだ。
しかし皮肉な事に古龍の小説と楚原には思想的に非常によく似ていた。それは、ロマンティック、宿命、孤独などが基調になっているところ。中国的武侠映画に、西洋的思想が入り込んでいる。マカロニウエスタン、日本のチャンバラ映画(特に座頭市)の影響もあるなど・・・。2006.6.24@香港電影資料館
先週は土日とも全日仕事に借り出され、買ったチケットを無駄にしてしまった(涙)。