《傷城》撮影始まる

一昨日は、梁朝偉トニー・レオン)44歳の誕生日だったが、特別な祝いはしなかったようだ。彼は《無間道》の劉偉強(アンドリュー・ラウ)と麥兆輝(アラン・マック)監督の新作《傷城》の撮影に忙しかったからだ。悪魔のような警察高官の偉仔は、麻薬密売組織と結びついており、同じ警察官の金城武と善と悪の対決をすることになる。
昨日、朝早く、スーツ姿の梁朝偉と杜汶澤(チャップマン・トー)は、荃湾・芙蓉山の竹林禅院に現われ、映画《傷城》を撮影した。この映画の題材は《無間道》の監督・劉偉強と麥兆輝が得意とする警察もの。ちょうど44歳の誕生日を迎えた偉仔は、いままでと作風を変え悪役を演じる。警察高官だが麻薬密売組織とかかわりを持ち、白黒合わせ呑んでいる。もうひとりの主役・金城武も撮影に参加していた。正義の警察官を演じる彼は、1994年の《重慶森林(恋する惑星)》に続いて偉仔との共演になる。
・杜汶澤と話しを
一行は昨日竹林禅院でのシーンを撮り終え、場所を廟前の階段に移して撮影した。監督は、鑑識官の服装をした約20人のエキストラを準備しており、この撮影現場は死体を発見する場面であると思われた。現場にはパトカー1台と普通の警察車1台も撮影に協力しており、かなり大がかりであった。
警察高官に扮した偉仔と警官の杜汶澤が車の中で親しく話しをし、待ち時間にも2人は親しく話しををする姿が見え、《無間道》での共演後、親しい友人になったのだろうと思われた。昼食時になり、俳優たちと監督の劉偉強と麥兆輝は、廟内で精進料理を味わったようだ。
・主演女優はサミーで決り
この映画は来月10日に記者会見を行ない、主演女優を発表するが、鄭秀文(サミー・チェン)に決っていると言われている。また金城武は記者会見では、マスコミの取材を受けないようだ。by 2006.6.29「蘋果日報

どうやら撮影が始まったようだ。それにしても撮影現場を遠目に見たらしい、すごい観察記事だ(笑)。