「星皓（フィルモコ）」はこのところ切れることなく映画を撮っている。現在、大陸で撮影している《落葉帰根》以外に、今月末からは新作《衣櫃驚魂》の撮影を始める。多くの新しい人材を探したいということで、今回星皓は、御用女優でホラー映画に長けている林嘉欣（カリーナ・ラム/カレーナ・ラム）は使わず、四川師範大学を卒業した22歳の北京出身・楊[艸/止]菲を選び、主演の大役を与え、演技派の呉鎮宇（ン・ジャンユー）や張兆輝（チョン・シウファイ）と手合わせさせることにした。劇中、楊[艸/止]菲と呉鎮宇にはラブシーンも多く、新人女優にとっては挑戦といえる。
また楊[艸/止]菲が主演をつとめる以外に、噂の多い葉[王旋]（ミッシェル・イエ）が出演する。彼女を選んだ理由について映画会社は、《情義我心知》の葉[王旋]の演技は悪くなかったので、子供のいる母親を演じてもらうと話している。
《衣櫃驚魂》は投資額1000香港ドル以上、大陸と香港でロケし、劇中、人の彫像を含む大量の塑像を使用するため、男女主役の呉鎮宇と楊[艸/止]菲は複製を作られることになる。by 2006.9.12「世界日報」
ここでも、女優不足は大陸女優で補う。大陸にはたしかに、可愛い女優も、綺麗な女優も沢山いる。たしかに彼女たちは綺麗なのだが、綺麗なだけで、なんかのっぺりした印象がある。なんというか心に引っ掛からないのだ。映画女優というのは、綺麗よりもむしろ個性的で、大切なのは黙っていても醸し出される雰囲気。さらに動いて魅力的に見えないとダメだと思う。
