環保袋

「エコ」、香港からもっとも遠いところにある言葉かもしれない。香港では、ごみの分別回収はないし、資源ごみの日もない。それでも最近では、分別ごみポストが路上に置かれるようになった。前に住んでいた沙田のマンションでは、新聞は分けて出していたし、マンションのすぐ脇に分別ごみポストがあったので、ペットボトルは分別して捨てていた。いまの所でも、比較的近くに分別ごみポストがあるので、ペットボトルはなるべく持っていくようにしている。
そんな香港でも最近では「環保」(環境保護)という言葉が一般化している。2006年4月14日から毎月1回、「無膠袋日」(ビニール袋のない日)を奨励しているし、普段でもスーパーのビニール袋をもらわないようにしよう、自分で買い物袋を持参しようと呼びかけて、スーパーでは「袋はいりますか?」と聞くようになった。そして各スーパーがエコバッグ(環保袋)を売るようになった。そんなこともあって、私も小さくたためる「環保袋」を持っている。
ロゴが素敵にデザインされているのが「City Super」のもの(写真左の緑色のもの)。色はこの緑以外に、紺や赤もある(黄色とスカイブルーもあったが、先日見たらおいていなかった)。小さくたたんで、セットになっている小袋に入る。ただし、布地の織りが少し弱いのが難点。先日はこれを友人へのお土産にした。レジの近くに売っている。10ドル。
もう1つは写真右のオレンジのもの。パラシュートクロス風の生地でできており、かなり丈夫。やはり小さく折りたためて、袋に入り、かさばらず軽い。20ドル。
まん中に写っているのは「環保袋」ではないけど、ちょっと面白いので一緒に写真を撮ってみた。これはみなが「大陸バッグ」と呼ぶビニールシートでできたバック。香港では「紅白藍袋」と呼ぶ。これは通常見かける「紅白藍袋」とは違って、デザインされたもので、25ドル。
オレンジの「環保袋」と、この「紅白藍袋」はちょっと変わったところで購入している。場所はKCR旺角駅すぐ横、名前は「新生精神康復會」。名前を見ても分かるように、精神に障害のある人が社会に溶け込めるように指導していく組織で、ここでは手芸や工作などを指導しており、その作品を売っているがここ。イヤリングやブレスレット、マフラー、袋物やポーチなどが置かれている。「紅白藍袋」を見つけたときはうれしくて、速攻購入した。
ちょっと変わったお土産に、こんな香港産の袋、1つどうですか。