玉女親情(別名:假千金)

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蕭芳芳、呂奇、石堅、張儀、賀蘭、麥基 
莫康時:監督 モノクロ 勝利 1967年


蔡婉華(蕭芳芳)は、親戚の家から逃げ出したところを漢威(呂奇)に拾われる。実は婉華は、漢威の親戚で失踪している娘・小麗にそっくりだった。漢威は婉華を小麗に仕立て、富豪の大叔父の馬萬俊(石堅)の家へ送り込んだ。馬は小麗が戻ってきたと大喜び。しかし小麗の叔母が彼女に疑問を持ち、私立探偵をしている従兄に彼女の素性を調べさせたところ、彼女そっくりで失踪した娘がいると分かり、確認しようとしたり、従兄が彼女の行動に疑問をもったり、婉華を知る悪党などが婉華の素性を暴こうとする。悪党は婉華を恐喝するが、あわやというところで助けられる。彼女の素性を知った従兄も、口止め料に彼女に結婚を迫る。しかし・・・。


呂奇と蕭芳芳が企んで、石堅の財産を頂こうという話かと思ったが、そんなことはなかった(笑)。ある種のシンデレラストーリーで、石堅は蕭芳芳が孫娘ではないととっくに気がついているのだが、彼女の優しい心根に触れ、だまされたふりをしていたという結末がまっている。というわけで、見所は石堅のおじいちゃんぶりと蕭芳芳の愛らしさ。ローブを着て葉巻を吸ったり、タキシードを着たりと富豪のお爺ちゃんがよく似合う。蕭芳芳と呂奇が車でデートする場面があるが、街中はほとんど写らず。蕭芳芳は踊ったり歌ったり(自分の声かは不明)と愛くるしい。2007.1.6@香港電影資料館「點止奸人[ロ甘]簡單−石堅」


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