第一類型危險(ミッドナイト・エンジェル/暴力の掟)

《第一類型危險》歐瑞強(アルバート・オウ)、車保羅(チェ・ポーロ)、林珍奇(ラム・ジャンケイ)、羅烈(ロー・リエ)、呂良偉(レイ・ロイ) 
徐克(ツイ・ハーク):監督 1980年 DVD


今日は久しぶりの「香港電影評論學會之友」の会の集い。最近は、學會事務所でDVDを見て語るという集いになっているが、この形式になってからは初めての参加。


今日見たのは徐克の初期の作品。香港ではソフトがなく、フランス版。香港では暴力的ということで、上映禁止になっているし、部分的にカットになっているらしい。日本版はどうなのか、今日見たフランス版と違いがあるのかは不明。さきほど、allcinemaで調べたら、ストーリーが全然違うのだが??
歐瑞強というのは、フォークソングを歌っているいまやなつかし歌手といった感じの人、車保羅は《旺角黒夜》でヤク中の情報屋役の人。若くて若くて誰だが分からない。それに高校生を演じている。


映画は確かに暴力的だが、今見るとIIB程度。ただ当時としては衝撃的だっただろう。それは暴力だけの問題ではなく、高校生が映画館に爆弾を仕掛けたり、爆弾を使って観光客を脅したり、偶然とはいえ大量の日本の小切手を手に入れ、裏の手を使って換金しようとしたり、銃をふり回したりという、無軌道ぶりも多いに問題だったのではないか。
途中、つい笑ってもしまうところもあるが、いま見ても十分に面白かった。


■□07年に見た映画一覧□■