范斗

《范斗》一番左が女装した范斗
鄧奇塵、周坤玲、劉桂康 
周詩禄:監督 1951年 萬方 モノクロ


いたずら好きの中学生・范斗は、同級生の秋玲(周坤玲)が医者の蔡(劉桂康)の手にはまりそうになるのを助け、蔡を懲らしめてやったり、金持ちの家に嫁にやらせそうになるのを、機転をきかせて救ってやったりする。


中学生(高校生)に扮している[登β]奇塵が、すごいオヤジ顔なのに刈り上げで鞄かけて、その鞄には大きく「范斗」と書かれている。いつでもパチンコ持っていて《我左眼見到鬼》の劉青雲も真っ青ないでたちだ。出てきただけでおかしすぎる。最後には女装して秋玲の叔母に成り済ましたりする。大人が演じてるのだから当然なのだが、まったく中学生に見えない周坤玲(ちょっとだけ若尾文子似)。途中、2人は粤曲を歌ったりもする。
どこか不明だが、香港の町も少し写る。食べ物の小販(屋台)を倒しながら2人が逃げる場面もあり。小販の形態は今と変わりなかった(笑)。2007.2.24@香港電影資料館「緑葉流光・群喜群戲」
なお、緑葉というのは、脇役の俳優たちのこと。


■□07年に見た映画一覧□■