粱洛施ポルトガルで影后に

第27回ポルトガル国際映画祭は昨日、受賞者を発表した。現在18歳の粱洛施(イザベラ・リョン)は《伊莎貝拉》でディレクターズウイークで最優秀女優賞を受賞、映画は最優秀映画賞を獲得した。プロデューサーの杜汶澤(チャップマン・トー)は多いに喜び、ポルトガルの血をひく粱洛施に代わって喜んでいる。
まだ若い粱洛施は、世界各地の映画祭へ参加できる機会を得て、さらに今回は《伊莎貝拉》で初めて女優賞を獲得し、興奮している。このすばらしい成績について「こんないい脚本と監督に巡り会え、自分は本当にラッキーだと思う。《伊莎貝拉》で私はいろいろなことを学ぶことができた」と笑って話した。
このところ粱洛施は、カンフーや北京語などを学び積極的に自分自身を磨いている。今後、最もよい姿で新しい挑戦をし、観客に認めてもらえるといいと思っている。すでに半年映画を撮っていない彼女は、4月末には徐克(ツイ・ハーク)の新作で李心潔(アンジェリカ・リー)と共演するため、現在積極的に準備している。


粱洛施が主演女優賞を受賞しただけでなく、《伊莎貝拉》は映画祭のオリエント・エクスプレス・セクションで最優秀映画賞を受賞した。《伊莎貝拉》のプロデューサー杜汶澤は、もちろん喜び、「まず社長にお礼をいいたい。それに彭浩翔(パン・ホーチョン)と粱洛施に代わって喜んでいる。特に粱洛施、彼女はポルトガルの血をひいている。ポルトガルの女優賞を取ったことは、彼女にとって栄誉なことだ」と話した。


また彭氏兄弟(パン・ブラザース)監督の映画《鬼域》は、ファンタジーセクションで最優秀特殊効果と撮影賞を受賞した。現在、タイにいる彭順(オキサイド・パン)は、「喜ばしいことです。今回の受賞で、映画は真剣に製作し、質のよいものをつくれば、各方面で認めてもらえる。これからもこのことを守っていくつもりだ」と話した。彭發(ダニー・パン)は、「ポルトガルでも私たちの映画に注意を払ってくれていたことは、思いもよらないことだった」と笑って話した。さらに陳凱歌(チェン・カイコー)監督の《無極(PROMISE)》は「特別賞」を受賞した。by 2007.3.6「東方日報」

ポルトガル国際映画祭の公式サイト→http://www.fantasporto.online.pt/
粱洛施の次回作は徐克作品らしいが、別記事で張曼玉マギー・チャン)に徐克でコメディの話があると書かれており、この粱洛施の次回作と、張曼玉の徐克作品はイコールなのかどうかが気になるところ。