靚妹仔

林碧[王其]@《[青見]妹仔》林碧琪、温碧霞(アイリーン・ワン)、麥徳和 
黎大煒:監督 1982年 VCD


碧琪と友人は、少々不良気味。碧琪の父母は離婚、碧琪は母と一緒だが家には母の彼氏のフィリピン籍の男も一緒に暮らしている。父は新しい妻との間に子供もいる。たよりにしている祖父は、父の元で肩身が狭そう。碧琪は、友人たちと夜遊びをしたり、タバコをすったり。碧琪はある日、スーパーで友人たちと万引きをして、学校をやめさせられる恰好になった。
碧琪は、同じように家族との折り合いが悪いドラ息子と知り合い、ウチを飛び出して、友人たちと住むようになる。しかし昔の彼女が現れたり、男の心変わりなどで、ついにはクラブに勤めるようになるのだが・・・・。


プロデューサーは麥當雄(ジョニー・マック)、事実に基づいて脚本を書いたのは文雋(マンフレッド・ウォン)、自分もワンシーン登場する。主役を演じる女性たちはすべて、この時点では素人。主役の林碧琪は、雰囲気髪型などデビュー当時の中森明菜似だが、さらに美人。大胆な演技で、第2回香港電影金像奨最佳女主角を初主演映画で受賞しているが、惜しいことにこの1作しか映画に出ていない。その後、若くして結婚してしまったそうだ。彼女にしても温碧霞にしても、当時は映画のように少々不良少女で、映画では自らを演じているという。
また映画にはディスコ、トップレスバー、夜総会などが登場する。80年代香港でもディスコが大いにはやり、多くは尖沙咀にあったそうだ。


この映画、事実を元にしているので社会派な映画かと思いきや、ところどころにサービスでアクション(派手な喧嘩やら)がはさみこまれているのが、いかにも香港映画(それも輸出用香港映画だそうだ)。@香港電影評論學會之友の会


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