いい加減歳を取ると「初体験」というのはそうそうないものだが、先日初体験をしてしまった。実は、体調が悪く自分で電話をして救急車を呼び、救急車に乗り、病院に入院してしまったのだ(たった9時間の入院だが)。その後の検査などで異常は認められず、現在、体はなんでもないのだが。


救急車の救護員はすぐにたいしたことはないと判断して、心配しなくていい大丈夫と言ってくれ、かなり安心したが、念のため一番近い救急病院に運んでくれた。救急なので、政府の病院に入れられたわけだが、政府の病院は揃いの地味目のチェックのパジャマが支給されるのだ! おお映画と同じと感激(汗)。そんなことに注意がいくほど元気だってことなのだが。そして、行くさきざき(登録、検査、入院とか、病室でとか)で、「ナニ人?」から始まって、「広東語が話せるのか」「香港で生まれたのか」「長く住んでいるのか」「両親とも本当に日本人か」と質問攻め。これが疲れた(笑)。結果、入院はしたが、特に目立った異常はないと判断されて速攻退院。検査結果はのちほど連絡と言う事になった。その後もう一度検査して、これもクリア、なんでもないと言う事になった。血液や尿検査の結果は聞かされていない(異常なしということなのだろう)のと、どうしてそういう症状が出たかは結局追求されていないのだが、まあ、とりあえず異常はないらしい。


下世話な話しをすると、救急車は病院についてすぐに100ドル請求され、9時間の入院(血液検査、尿検査、血圧、心電図、レントゲン、朝食、昼食を含む)はたった100ドル、さらにもう一度検査をして、これが70ドルと、しめて270ドル。これは香港IDがある人のお値段。ない人は3500ドルぐらいらしい。会社では「100ドルで身体検査をしたヤツ」と言われている(爆)。