周星馳、ハリウッドへ

周星馳とハリウッドの映画会社Sony Picturesには、合作シリーズプロジェクトがある。Sony Picturesは、巨額を投じて星爺がハリウッドで地盤を固め、映画王国を作るようサポートしていくという。周星馳はこの機会に、以前からの願いだった戦争物を撮影、反戦のため逃げる兵士を演じる。


Sony Picturesは先日カンヌ映画祭で、映画《長江7號》《跳出去》の海外への配給権を購入したと発表した。これ以外にSony Picturesには周星馳と合作シリーズプロジェクトがあり、周星馳の会社で映画を製作、Sony Picturesの広い配給網を使って世界に配給、周星馳映画がハリウッドで一定の地位を占められるようにし、周星馳はハリウッドの製作者に変身する。これはハリウッドの映画会社から格別の待遇を受ける始めての香港映画人ということにもなる。


新チャレンジに向けて、周星馳はすでに「人材探し」をしており、多くの監督、脚本家、俳優らと面接している。「星兵団」を作り、そろってハリウッドへ進出しようという考えだ。その中にはお気に入りの張雨綺(キティ・チョン)、陳冠希エディソン・チャン)、馮徳倫スティーヴン・フォン)、スクリーンでは新人の孫燕姿(ステファニー・シュン)が含まれている。星爺は以前から戦争ものを撮影したいと思っており、この機会に夢を実現させたいと考えている。この映画は喜劇的要素ななく、厳粛に反戦を訴えるもの。映画は1940、50年代を舞台にし、周星馳は逃走兵を演じる。この映画以外には、有名な武侠小説の人物を主役にした喜劇武侠映画が計画されている。


周星馳Sony Picturesの合作について周星馳に電話をし、自らの映画王国を建設するつもりかと問うと、「映画王国ってことはない。Sony Picturesとは少し長期に渡る合作計画にすぎない。彼らは合作のとてもよいパートナーだ。彼らとこのような関係が築けてとても嬉しい。(まず戦争物を撮影ですか?)僕は確かに戦争映画に興味があるが、まだ最終的に決まっていない。(このところ名のある俳優と頻繁に会っているようですが)僕は同じ道を行くたくさんのパートーナーがいる。たとえば、陳冠希馮徳倫などだ。(孫燕姿は考えていますか?)考えている。彼女が映画に出れば、より新鮮だろう」。と話した。by 2007.5.25「東方日報」

周星馳Sony Picturesとの関係作りはちゃくちゃくと進んでいるようだ。この話しでいくと、《長江7号》や《跳出去》の日本での配給もSony Picturesがすることになるのだろうか。