跟蹤

《跟蹤》任達華(サイモン・ヤム)、粱家輝(レオン・カーファイ)、徐子珊(ケイト・チョイ)、邵美琪(マギー・シュウ)、林雪(ラム・シュ)、呉廷[火華](ン・ティンイップ)、黎耀祥(ライ・イウチョン)、張兆輝(チョン・シウファイ) 
游乃海(ヤウ・ナイホイ):監督


2度目の鑑賞。ストーリーはid:hkcl:20070319に。
1度目は緊張しながら見たが、2度目はストーリーも分かっているため緊張はないが、それでも楽しめるし、何回見てもそれなりに面白い。
粱家輝が付けられていると感じ、いらだったり、警察に敵意をもったり、不安になったりと、細かい演技が非常に上手い。全員のコードネームが動物にちなんでいて、本部は動物園で、任達華の笑い話もみな動物が出て来るなど、ちょっとした脚本の工夫もセンスがいい。
意外にあっけない最後への持っていき方は、杜琪峰(ジョニー・トー)に通じるところがあるが、杜琪峰より軽々している。


今回は、山哥(粱家輝)の歩いた道、位置関係などを確認しながら見る。劇中、山哥と任達華の追跡劇では、はっきりと道の名前が出て来るが、ところどころ山哥が不思議な歩き方をしているが分かるし、実によく歩いているのも分かる。SOHOから遮打公園、さらにIFCそして上環へ。映画の基本ロケ地はSOHOから上環にかけてでかなり分かりやすい場所を使っている。後半、徐子珊が雨の中一度は見失った粱家輝を探す場面は、普段人通りの少ない場所に大量のエキストラを投入していて別の場所のように見える(このあたり映画ではおなじみの場所なので、すぐに場所の特定は出来るのだが)。林雪のねぐら附近もよく登場する場所なので、こちらも分かりやすい。
それにしても土日のいい時間にハウス4っていうのが悲しい。
2006.6.24@旺角百老匯


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