安城家之舞會(安城家の舞踏会)

《安城家の舞踏会》滝沢修森雅之原節子、逢初夢子、神田隆、清水将夫 
吉村公三郎:監督 1947年 モノクロ


没落華族が家を失う前に舞踏会を開くという話し。
新体制に順応できない父、プライドだけ高い出戻り長女、デカダンスな長男、新体制に向かって新たな道を歩もうとする次女ら華族一家。華族の肩書きにすり寄っていた男、汗水たらして働き金を手にした元運転手ら、新体制で金と力を手にした人物との対比。原節子の次女だけが一生懸命に前向きに生きて行こうとする人物に見えるという演出。ビスコンティと比べる人もいるのだろう、たぶん。舞台劇風だと思っていたら、チェーホフの「桜の園」が下敷きらしいが。
滝沢修が石堅に見えて仕方がない(すいません)。
2007.8.7@香港藝術中心Agnes b.電影院「夏日国際電影節」


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