一生中最光輝的日子(わが生涯のかゞやける日)

《わが生涯のかゞやける日》森雅之山口淑子滝沢修宇野重吉加藤嘉 
吉村公三郎:監督 1948年 モノクロ


バーと新聞社を経営するヤクザまがい(滝沢修)の手下として働く男(森雅之)は、かつて大物政治家を暗殺した過去を持つが、いまはヤク中でやさぐれている。男は、兄夫婦を養い、父の仇をとろうとバーの女に身をやつした女(山口淑子)を愛するようになり、罪を償おうとする。


お嬢様がバーの女に、幅をきかせていた特高がびくびく暮らし、理想を持った青年はヤク中のろくでなしに。《安城家の舞踏会》同様、価値観の転換に翻弄される人間が登場する。山口淑子が美しく力強く、存在感抜群。またも滝沢修が石堅に見える(爆)。巴投げなアクションシーンに観客が笑う。
2007.8.7@香港藝術中心Agnes b.電影院「夏日国際電影節」


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