陳木勝《セルラー》をリメイクか?

監督・陳木勝(ベニー・チャン)は04年の西洋映画《Cellular(セルラー)》の香港版《保持通話》を今年11月から撮影する。元版《Cellular》は、ハリウッド女優キム・ベイシンガーが主演、クリス・エヴァンスと《トランスポーター》のジェイソン・ステイサムがそれぞれ善と悪を演じた作品。香港版では善人に古天樂(ルイス・クー)、悪人に大陸のスター姜文チアン・ウェン)が扮する。


香港版《セルラー》はもともと大陸の女優・張静初(チャン・ジンチュウ)の予定だった。爾冬陞(イー・トンシン)の映画《門徒》で麻薬中毒になったシングルマザーを演じ、その表現力は異彩を放っていたが、彼女は続けて爾冬陞監督、成龍ジャッキー・チェン)主演の新作《新宿事件》のオファーを受けたため、徐煕媛(大S)が引き継ぐことになった。
近年、香港映画と西洋映画は時にクロスオーバーしており、レオナルド・ディカプリオマット・デイモン共演の劉偉強(アンドリュー・ラウ)映画《無間道(インファナル・アフェア)》を改編した《ディパーテッド》がそのよい例だ。しかし今回は香港映画が西洋映画をリメイクする。《セルラー》はワーナー作品のため、香港版もワーナーと英皇(EEG)映画が手を携え、制作費は3000万香港ドルになる。


セルラー》は大Sが誘拐される混乱の中で携帯電話を拾う。携帯の本来の持ち主は古天樂演じる詐欺師。彼は無為に日々をすごす典型的な小者だが、大Sに助けを求められて義侠心を発揮し、電話を繋げながら姜文演じる悪徳警官と知恵比べをし、まだ見たことのない大Sを救い出すというもの。
昨日、記者は陳木勝に電話で《セルラー》リメイクの件を尋ねると、彼は「新しい映画について会議をしているが、脚本は手直し中。俳優はまだ未定で、正式な公表は出来ない」と話した。大Sの所属事務所は、現在彼女は映画の脚本を読んでいるところで、この映画を受けるつもりはあるが、もう1度スケジュールを検討する必要があると話している。またギャラについては、公表する意思はないという。ワーナーは現時点では回答できないとしている。by 2007.8.28「頻果日報」

古天樂×張静初は面白みがないが、大Sって演技力はどうなの?? 姜文のこういう役はどうなの??