《投名状》は本人の声で!

李連杰ジェット・リー)は現在、《投名状》の監督・陳可辛(ピーター・チャン)と、この映画の音入れをしている。これは李連杰にとっては本人の声で演じる3作目の映画となる。これまでは、非常によく似た声を身代わりにつかってきたが、監督は本人の声を使い、このキャラクターをより完璧なものにしたいと考えている。連日の仕事で李連杰は疲れているようだが、ひとたびレコーディングスタジオの前に立つと、彼は元気になってしまう。陳可辛は、李連杰の声にはアニキの風格があり、劇中の役にまさにぴったりだと褒めている。李連杰は連続3日、毎日10時間を費やして録音をしている。彼はまさに撮影現場に戻ったような感覚だと話している。
ところで劉徳華も自らの声を用いるのだろうか。陳可辛は現在検討中だとしている。というのも劉徳華の最近のいくつかの大作では、同じ人物が声を入れており、観客もそれを受け入れているからだ。しかし陳可辛は劉徳華本人の声を望んでいる。それは「身代わり」は、劉徳華がした体験をしていないからだ。従って現在交渉中である。by 2007.9.4「明報」

先日映画館で見た新しいトレイラーでは、李連杰劉徳華も本人の声のように聞こえたが、これは現場で取った声だろうか??(ちなみにトレイラーは普通話だった)。劉徳華の大作の吹き替えとは、《十面埋伏》や《墨攻》など普通話で撮った映画のことだろうか。だとしたら、《墨攻》の声はいただけない。