杜琪峰、オーランドで《仁義》リメイク

観塘

ハリウッドのスター、オーランド・ブルームは一昨日秘密裏にロスから來港した。今回の主な目的は、監督の杜琪峰(ジョニー・トー)と映画についての話し合いだ。杜琪峰は来年、フランスの監督、故ジャン=ピエール・メルビルの名作《仁義(Le Cercle Rouge)》をリメイクし、ハリウッド進軍の第一弾とする。主演はすでにオーランド・ブルームと決まっており、一昨日の晩、杜琪峰はオーランドを連れ、福臨門でフカヒレと鮑を賞味した。


オーランド・ブルームは今年の中頃アメリカで、杜琪峰が準備中の《仁義》の脚本を受け取り、出演に大いに興味を示し、映画会社を通してアメリカで杜琪峰と会い、2人は意気投合、合作を期待しているという。


2年前すでにアメリカとフランスの映画会が投資して、フランスの監督ジャン=ピエール・メルビルが1970年に撮ったフランス映画《仁義》のリメイクを計画していた。当初主演は、アラン・ドロンであった。08年版では監督に杜琪峰が選ばれたが、主演は変わらずアラン・ドロンがつとめることになっていた。しかし最終的にアラン・ドロンが辞退した。映画会社はこの状況をみて、新版は若々しく主役をオーランド・ブルームに変更した。彼が正式に参加を決めれば、来年香港で正式にクランクインする。新版《仁義》はすべて香港で撮影される。


70年の《仁義》の物語は、殺人犯Vogelがパリへ送られる途中で逃走、ちょうど釈放されたばかりの犯人Corey(アラン・ドロン)と出会う。2人は意気投合して、パリの宝石店を襲う計画を立てる。新版《仁義》では、パリの宝石店が香港の宝石店に代わる。物語のバックグラウンドはすべて香港になり、杜琪峰のハリウッド進出第一弾は、香港から離れることはい。


正式に契約を交わし《仁義》を撮影する前に、オーランド・ブルームはわざわざアメリカから來港、杜琪峰との合作について話し合った。地元の杜琪峰は、当然彼を連れ香港の美食を味わった。杜琪峰は一昨日の晩、オーランド・ブルーム尖沙咀の福臨門酒家で食事をした。2人は7時ごろ現れ、オーランドは2人の中国人スタッフに付き添われてレストランに入った。その間、左右を見渡し、注意深かかった。同時に葉巻をくわえた杜琪峰は1人正面からレストランに入った。(略)
2時間半ほどしてレストランを離れ、宿泊先のインターコンティネンタルホテルに戻った。(略)オーランドは昨日午後2時に車に乗り、観塘の杜琪峰のオフィスに行き、45分ほど過ごし、再びホテルに戻った。by 2007.12.12「頻果日報」

昨日(id:hkcl:20071211)に続き、「頻果日報」が追いかけている。アラン・ドロンオーランド・ブルームになったようだ。舞台が香港というので、少し安心してみたりして。アラン・ドロン報道は(id:hkcl:20070125)に。