《深海尋人》梁洛施問題で公開は6月に

《深海尋人》海報。契約問題が紛糾する前に梁洛施(イザベラ・リョン)は、英皇のはからいで徐克(ツイ・ハーク)監督の映画《深海尋人》と《盗墓迷城3(ハムナプトラ3)》を撮影した。2本の映画はともに上映間近だが、消息の知れない彼女は、映画プロモーションに出席することはないだろう。《深海尋人》に出資している東方電影の黄百鳴(レイモンド・ウォン)社長は、このことに大いに不満。梁洛施は映画に重要な役で出演している。この映画は本来5月8日から上映の予定だったが、梁洛施が英皇との契約問題でもめ、現在仕事を全面的に中止しているため、《深海尋人》の宣伝スタッフは、彼女のスケジュールが組めず、映画の上映が遅れに遅れている。昨日(4月30日)になりようやく、来月(6月)12日香港・大陸同時公開と決まった。


東方電影は早くも3月には、《深海尋人》ポスター撮影のため俳優たちのスケジュール調整をしていた。本来梁洛施と李心潔(アンジェリカ・リー)はそれぞれのポスターを撮影する予定だった。しかし映画会社は撮影の1日前になって梁洛施が欠席だと知らされた。会社は梁洛施が今月中にスケジュールを調整するなら、最大限の努力で彼女のポスターを撮影するつもりだ。梁洛施と映画会社の契約は映画に出演する以外にプロモーションにも参加する旨の契約がある。もし履行されないのなら、映画会社は訴えることも可能だ。


記者は昨日、梁洛施は《深海尋人》のプロモーションに参加するのか黄百鳴に尋ねた。「俳優たちのスケジュール調整は施南生のオフィスが担当しており、俳優たちへの連絡を受け持っている。映画会社としては、俳優はプロモーションに参加して欲しいと思っている。それが映画に大いに助けになるからだ。最終的にはもちろん彼女に来て欲しいが、来られなければ仕方が無い」。もし梁洛施がプロモーションに参加しない場合は、東方電影は彼女を訴えるつもりか? 黄百鳴は「契約書の条文を見てみないと。弁護士に処理は任せるつもりだ。しかし訴えないとはいえない」と話した。その場合は梁洛施を訴えるのか、彼女の事務所である英皇を訴えるのか? 「英皇が彼女に代わってサインした」と話した。


記者は昨日、梁洛施は香港へ戻り2本の映画プロモーションに参加するのか、また契約違反は心配ではないかと英皇へ尋ねると、梁洛施のマネージャー霍[シ文]希(マニ・フォック)は、「申し訳ないが、このことには答えられない」とSMSで送ってきた。(以下略)by 2008.5.1「頻果日報」

映画《深海尋人》はもうすぐ公開だが、主演女優の1人梁洛施(イザベラ・リョン)は英皇との契約でもめており、ポスター撮影に姿を見せなかった。契約については弁護士に任せているが、この映画の制作者の1人である施南生は平和的解決を望んでいる。現在、梁洛施に連絡が取れないことが、契約不履行に変わってしまうと、契約書にそって細かく項目を挙げていくことになり、大変複雑だ。穏便にすませるのが一番よい方法だと考えている。by 2008.5.3「東方日報」

「楊紫瓊(ミッシェル・ヨー)は昔、自分が潘廸生(ディクソン・プーン)からお金を引き出し映画会社(徳寶電影公司)を作ったのと同じように、今度は梁洛施を使って李澤楷(リチャード・リー)からお金を引き出して会社を作ろうとしてるんだね」と言った人あり。納得。