先日、第19回福岡アジア文化賞を受賞した香港の著名女性監督・許鞍華（アン・ホイ）は、大賞を受賞した初めての女性となった。この賞はアジア文化の保護とクリエイティビリティに貢献した団体もしくは個人に贈られるものだ。
許鞍華はテレビ局に勤務し《CID》シリーズなどの写実的なテレビ映画を撮影、後に映画界に入った。映画の作風にはテレビ時代の痕跡が残っている。今年の香港國際電影節で上映された《天水圍的日與夜》もテレビ時代のなごりが見える作品といえ、天水圍の生活を写実的に描いたものだ。評判もよく7月17日から上映されることが決まっている。
また、許鞍華の新作《夜與霧》も近々クランクインする。by 2008.6.30「人民網」
先月の記事だが、許鞍華がこういう賞を受賞していたのを知らなかった。第19回福岡アジア文化賞についてはココを参照。授賞式は9月10日、13日には許鞍華×高樹のぶ子の対談と《姨媽的后現代生活（おばさんのポストモダン生活）》の上映もある。
また《夜與霧》は変更になっていなければ、林嘉欣（カリーナ・ラム）と任達華（サイモン・ヤム）が主演のようだ。
