莫小奇、本当に殴られる

問題の《一半海水、一半火焔》海報夏日國際電影節開幕式と映画《一半海水、一半火焔》プレミア上映が一昨日の晩、エレメンツで行われ、プロデューサーの任達華(サイモン・ヤム)、莫小奇(モニカ・モック)、海一天、羅仲謙(ヒム・ロー)が出席した。この映画は3級だが、男女主役の廖凡と莫小奇が全裸の後ろ姿のポスターは香港の電検處を通過できず、腰の部分を隠す必要があるようだ。


莫小奇は劇中セクシーに登場するだけでなく、主役に殴られるシーンが2分以上ある。監督は撮影前に彼女には本当に殴るとは話しておらず、本番では廖凡が手足を押さえ、髪の毛をつかみ目や鼻から血がでるほど彼女を殴った。彼女は涙や血を流しながら泣いた。終いには病院へ行くことになったが、病院へ行く途中で監督は戻って傷ついた顔を撮りたいと言ってきた。莫小奇はその後、入院する必要はなかったが、顔がもとに戻らないのではと心配したという。1週間後彼女の顔は元どおりになったが、それまでにはつねに氷で顔を冷やしていた。


同意を得ずに暴力シーンを撮影したことについて、監督を訴えようと思ったかと記者が聞くと、莫小奇はそのようなことは考えず、かえって監督に感謝していると話した。


プロデューサーの任達華は、20年前に林嶺東(リンゴ・ラム)もおなじようなことをしたと話し、その場には居なかったが、もしいたら止めただろうと語った。「つまりは撮影。リアルな場面を作りだすのに必ずしもリアルな感覚がいるわけではない。しかし監督が莫小奇を選んだのは正解だった」と話した。(略)by 2008.8.13「文匯報」

《一半海水、一半火焔》観賞後の感想は(id:hkcl:20080811)に。たしかにかなり殴られていた。唇のあたりも切れていたような気がするし、顔の腫れがリアルだったとは。まさに体当たり。